【株式市場】日経平均は182円安、後場底堅いが戻しきれずに反落

東京証券取引所

◆日経平均は2万7753円37銭(182円25銭安)、TOPIXは1926.37ポイント(10.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億4849万株

 12月2日(木)後場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)などの海運株が一段ジリ高となり、昼の時間帯に航空国際線の到着便の新規予約停止を政府が撤回と伝わり、ANA・HD<9202>(東1)などが一段強む場面を見せた。日経平均はほぼ前引け水準の177円安で始まり、13時頃から100円近く戻す場面があったが、大引けまで戻しきれず反落となった。

 後場は、ダイキン<6367>(東1)が一段高の場面を見せて続伸し、換気型エアコンや空気清浄機の再拡大など期待。前田工繊<7821>(東1)も一段ジリ高となり、軽石対策で買われたのに続きマスク関連株として出直り基調。ビーイングHD<9145>(東2)は「オミクロン」感染拡大なら通販運輸活発化とされて一段高。ファンペップ<4881>(東マ)は独自技術の抗体誘導ペプチドと感染症予防ワクチンの関連が言われて中盤から急動意。

 新規上場ののむら産業<7131>(JQS)は取引開始から12分後に1113円で初値がつき、その後は低調で大引けは975円。公開価格は1210円。

 東証1部の出来高概算は13億4849万株(前引けは6億4412万株)、売買代金は3兆1477億円(前引けは1兆4765億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は667(前引けは945)銘柄、値下がり銘柄数は1431(同1145)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、電力ガス、ゴム製品、倉庫運輸、その他製品、保険、銀行、医薬品、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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