【株式市場】日経平均は61円安、一時プラス圏に浮上するが半導体株など重い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7692円34銭(61円03銭安)、TOPIXは1937.06ポイント(10.69ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億9038万株

 12月3日(金)前場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)などの海運株が軒並み一段高となり、昨年来のコロナ禍による世界的な市況高、業績拡大の再燃期待などが言われ、換気型エアコンのダイキン<6367>(東1)が続伸などコロナ対策株も強い。日経平均は87円高で始まったが、東京エレク<8035>(東1)などの半導体株が朝寄りから安いため軟調に転じ、午前10時前後の時間帯には浮上したが、11時前に164円76銭安(2万7588円61銭)まで軟化し、前引けも軟調だった。一方、TOPIXは堅調。

 日本航空<9201>(東1)などの空運株が反発高となり、国際線の入国予約停止の一部撤回や原油市況の安定化など好感。アルチザネット<6778>(東2)は四半期決算の大幅増益など好感され急反発。メドレックス<4586>(東マ)はワクチンのマイクロニードル製剤化への取組が注目されて急伸。ブロッコリー<2706>(JQS)は2022年2月にかけてゲーム新作続々とされ出直り急。

 東証1部の出来高概算は5億9038万株、売買代金は1兆4292億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1797銘柄、値下がり銘柄数は334銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、空運、海運、陸運、繊維製品、不動産、食料品、保険、証券商品先物、鉄鋼、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
  2. ■学生発案の“牛乳をかける新食感”、とんがりコーンに朝食需要を開拓  ハウス食品グループ本社<28…
  3. ■6成分で多様な脱毛にアプローチ、簡単マッサージで日常ケアを支援  日本調剤<3341>(東証プラ…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る