川崎汽船が一段と出直る、市況高期待など強く証券会社の「目標株価」も支援要因に

材料でみる株価

■「オミクロン株」により運賃高騰など再燃の見方

 川崎汽船<9107>(東1)は12月6日、一段高で始まり、取引開始後は7%高の6600円(460円高)まで上げ、一段と出直りを強めている。海運株が全体に続伸基調で始まった中でも値上がり率が突出。コロナによる市況高継続の期待などに加え、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を7700円から一挙に1万6900円に引き上げたと3日に伝えられたことも資金が集中する要因になっている。

 この目標株価については、数字が「現実離れ」しているため、3日は一部に誤記・誤入ではないかとの見方があった。だが、配当予想を今期・22年3月期の会社側予想の年300円に対し、来期・2023年3月期は同1290円としたため整合性はあるとされ、受け止め直されている。

 海運株の業績は、昨年来のコロナ禍で世界的な港湾労働の停滞やネット通販の拡大によるコンテナ不足が発生したことなどによる運賃市況の高騰などを受けて拡大した。このため、新型コロナ「オミクロン株」が流行した場合も同様の状況になるとの期待が出ている。また、このところ原油市況が下げていることも追い風になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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