『LINE Pay(ラインペイ)』の利用者情報問題、現時点でユーザーへの影響なしと確認

■Zホールディングスが経緯と対応などを発表、ユーザーへの通知は完了

 Zホールディングス<4689>(東1)は12月7日の17時30分、『LINE Pay(ラインペイ)』の一部利用者に関する情報が閲覧可能な状態となっていた件についての経緯と対応などを発表し、現時点でユーザーへの影響は確認されていないこと、などを明らかにした。

 発表によると、当該情報に対するアクセス件数は11件(LINE Payによる調査のためのアクセスを除く、部外者からのアクセス件数)あったが、当該情報に氏名・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード番号・銀行口座番号等は含まれてなく、現時点でユーザーへの影響はなく、すでに当該情報は削除し、LINE Payより該当ユーザーへの通知は完了しているとした。

【経緯と対応】

2021年11月24日18時27分、モニタリング業務を通じて、「GitHub」上の当該情報を検知
2021年11月24日18時37分、「GitHub」上の当該情報を確認
2021年11月24日18時45分、「GitHub」上の当該情報の削除を完了
2021年11月30日13時05分、「GitHub」上の当該情報に対するアクセス状況および二次拡散状況の調査を完了
 2021年12月6日16時00分頃、該当ユーザーへの通知を実施。

■発生した事象

 LINE Payの委託先であるグループ会社の従業員が、2021年1月および4月に、ポイント付与漏れの調査を行った。その後、2021年9月12日に、その調査を行うためのプログラムおよび対象となる決済に関する情報を意図せずに「GitHub」上にアップロードしてしまい、それが閲覧できる状態になっていた。

 対象のアカウント数は51,543アカウント(日本国内のLINE Payユーザー)。海外のグループ会社で展開されているLINE Payユーザーを含めると133,484アカウント。閲覧できる状態にあった期間は、2021年9月12日15時13分頃~から同年11月24日18時45分。当該情報の期間は2020年12月26日から21年4月2日。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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