【株式市場】日経平均は236円高で高値引け、GDP成長率など好感され後場一段高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8798円37銭(236円16銭高)、TOPIXは1989.43ポイント(17.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なめで8億1350万株

■4銘柄が上場し三和油化工業は後場ストップ高

 12月23日(木)後場の東京株式市場は、2022年度のGDP成長率が7月時点での予想から上方修正されたと伝えられ、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)が一段と上げて始まり、日経平均も取引開始直後から一段高基調となった。空運株や百貨店株も一段強含む動き。日経平均は大引けにかけて一段と上げ、高値引けで3日続伸となった。

 トヨタ自<7203>(東1)は尻上がりの高値引けとなり、自治体や法人向けだった超小型EV(電気自動車)を個人客にも販売するとの発表も好感されたもよう。神栄<3004>(東1)はメディパルHD<7459>(東1)との資本業務提携など好感され2日連続ストップ高。スーパーバッグ<3945>(東2)は子会社清算にともなう残余財産分配配当金1.5億円など材料視され一段高。上場3日目の湖北工業<6524>(東2)は2日連続ストップ高。サイジニア<6031>(東マ)は1月末の株式分割など好感されストップ高。上場2日目の網屋<4258>(東マ)もストップ高。ウェッジHD<2388>(JQS)は大株主・昭和HD<5103>(東2)の海外での勝訴発表に関連とされ大幅高。

 4銘柄が上場し、三和油化工業<4125>(JQS、名2)は公開価格を上回る初値をつけたあと後場一段高となりストップ高。ハイブリッドテクノロジーズ<4260>(東マ)の初値も公開価格を上回った。一方、エクサウィザーズ<4259>(東マ)、クルーバー<7134>(JQS)の初値は公開価格を下回った。

 東証1部の出来高概算は少なめで8億1350万株(前引けは3億9563万株)、売買代金は1兆8853億円(同9212億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1421(前引けは1350)銘柄、値下がり銘柄数は646(同713)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、空運、海運、輸送用機器、サービス、卸売り、機械、非鉄金属、精密機器、石油石炭、ゴム製品、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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