上場3日めのサスメドが急伸しストップ高、塩野義製薬との販売提携を好感

■最大47億円など受領と発表、業績は一変することに

 12月24日に新規上場となったサスメド<4263>(東マ)は12月28日、急伸商状となり、取引開始から25分を過ぎて買い気配のままストップ高の2000円(400円高)に達した。27日の15時、塩野義製薬<4507>(東1)との間で、サスメドが開発してきた不眠症治療用アプリ(以下「本アプリ」)について販売提携契約を締結し契約一時金など最大47億円、およびその後の販売に応じたロイヤリティーを受け取ると発表し、注目集中となった。

 サスメドは医薬品、医療機器に次ぐ『第3の治療法』として注目されている「デジタル治療」のベンチャー企業で、公開価格は1410円。上場初日の取引開始後に1500円(公開価格の6%高)で初値がつき、上場後の高値は同日の取引時間中につけた1900円だった。

 業績見通し(2022年6月期・個別、会社発表)は、事業収益が95百万円(前年同期は115百万円)、営業利益は損失780百万円(前年同期は333百万円の損失)、当期純利益も損失748百万円(前年同期は277百万円の損失)。このため、塩野義製薬から47億円が入ると業績は一変することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る