【株式市場】日経平均は朝方の327円安から大きく回復し20円安、TOPIXは小高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8886円09銭(20円79銭安)、TOPIXは2000.05ポイント(1.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)はさすがに少なく3億2635万株

 12月30日(木)<年内最終取引日>前場の東京株式市場は、鉄鋼株や不動産株などが安く始まり、半導体関連株は寄り後に下げる銘柄が目立ったため、日経平均は112円安で始まったあと327円39銭安(2万8579円49銭)まで下押した。半面、NTT<9432>(東1)や日立製<6501>(東1)などはジリ高基調。午前10時頃には円相場の1ドル115円台などを受けて半導体関連株の回復が目立ち、日経平均の値戻しも強まった。前引けはTOPIXが小高くなり、日経平均は小幅安にとどまった。

 明和産<8103>(東1)が関西地区での電池リユース・リサイクル事業など好感されて続伸一段高となり、大幸薬品<4574>(東1)はオミクロン株の流行拡大を受けて空間除菌剤への注目再燃と下値圏から出直り拡大。インスペック<6656>(東2)は大口受注への期待など言われて大幅続伸。ファンペップ<4881>(東マ)とアンジェス<4563>(東マ)は大株主の同一人物など思惑視され連日出直り。ジェイ・エスコムHD)<3779>(JQS)はM&Aによる『デジタルギフト』関連事業への進出など材料視されストップ高。

 東証1部の出来高概算はさすがに少なく3億2635万株、売買代金も8307億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は870銘柄、値下がり銘柄数は1155銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、ゴム製品、パルプ紙、機械、情報通信、その他金融、サービス、精密機器、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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