【株式市場】日経平均は11円高だが一部銘柄の影響あり全般に強い

東京証券取引所

◆日経平均は2万9313円22銭(11円43銭高)、TOPIXは2038.29ポイント(8.07ポイント高)、出来高概算(東証1部)はやや増えて6億4280万株

 1月5日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの2日連続最高値などを受け、トヨタ自<7203>(東1)が株式分割調整後の上場来高値を連日更新し、ソニーG<6758>(東1)は2000年以降の最高値を連日更新。日本郵船<9101>(東1)などの海運株も続伸。米金利上昇による利ザヤ改善傾向を受け第一生命HD<8750>(東1)なども高い。ただ、日経平均は値がさ半導体株などの影響で重く、取引開始後に97円34銭安(2万9204円45銭)まで軟化し、10時20分に86円37銭高(2万9388円16銭)まで上げたが前引けは小幅高にとどまった。

 三井松島<1518>(東1)が反発し、インドネシアが石炭輸出を今月いっぱい停止との報道を一日で消化の様子。マルマエ<6264>(東1)は高値に迫り半導体工場の国内誘致政策など買い材料視。JFEシステムズ<4832>(東2)は業績拡大期待などで昨年来の高値を更新。明治機械<6334>(東2)は大株主による臨時株主総会の招集要請が思惑視され一時ストップ高。ウォンテッドリー<3991>(東マ)は企業向け採用支援事業の回復など言われて出直り拡大。ソーバル<2186>(JQS)は昨年末に発表した四半期決算など好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億4280万株、売買代金は1兆5982億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は961銘柄、値下がり銘柄数は1136銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、保険、鉱業、輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品、石油石炭、鉄鋼、銀行、不動産、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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