マルマエが今期の設備投資を36%増額、半導体分野の受注急増など受け生産能力を拡大

■今期8月期の投資額は従来予定の14.24億円を19.30億円に

 マルマエ<6264>(東1)は1月17日の正午前、今期・2022年8月期の設備投資額の増額と来期・23年8月期の設備投資額を発表した。半導体製造装置やFPD製造装置の心臓部である真空パーツを製造し、好調な市場環境のなかで増加する受注に対応するため、生産能力の拡大を図る。

 今期・2022年8月期の設備投資額(加工機械等)は従来予定額の14.24億円を19.30億円(一部発注済み)へと36%拡大する。設備投資後の生産能力(月産キャパシティ)は、半導体分野・FPD分野合計で7.0億円/月産から7.5億円/月産へ7.1%拡大する。また、未定だった来期・2023年8月期の設備投資額(加工機械等)は13.86億円(一部発注済み、今般決定された部分に限定した暫定の金額)とした。

 同社の毎月末の受注残高は驚異的な伸びが続いており、半導体分野だけでも21年7月に前年同月比26%増加したのをはじめ、8月は同48%増、9月は同37%増、10月は46%増、11月は28%増、12月は2.6倍へと急増している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る