メディネットは昨年来の安値から反発、慢性心不全治療に用いる再生医療等製品の製造・供給体制確立を好感

株式市場 銘柄

■九州大学の第2b相試験に向け製造・供給が可能に

 メディネット<2370>(東マ)は1月20日の後場、6.5%高の49円(3円高)で始まり、本日の現在高。昨19日と20日朝につけた昨年来の安値46円からジリジリ出直っている。19日の15時過ぎ、慢性心不全治療に用いる再生医療等製品の製造・供給体制を品川細胞培養加工施設で確立したと発表、九州大学との共同研究になり、次第に買いが優勢になった。

 発表によると、九州大学は、本製品の慢性心不全に対する有効性及び安全性を評価することを目的とした医師主導第2b相試験(以下、P2b相試験)の実施を計画しているとした。この供給体制確率により臨床試験が進展することになる。

 現在、国内における心不全の患者数は、約100万人とされ、人口の高齢化、生活習慣病の増加、及び急性心筋梗塞に対する急性期治療の効果向上などにより、将来的に心不全の患者数が増加すると見込まれているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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