【株式市場】日経平均は一時643円安から300円戻す、資源株など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7377円44銭(395円49銭安)、TOPIXは1919.17ポイント(19.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億1936万株

 1月21日(金)前場の東京株式市場は、NY株式の続落やロシア・ウクライナ情勢の緊迫化などを受け、株価指数の先物が先行安し、日経平均は368円安で始まったあと午前9時30分前後に643円32銭安(2万7129円61銭)まで下押す場面があった。ただ、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)は9時20分頃を安値に持ち直しはじめ、日経平均も次第に持ち直して前引けは下げ幅300円台。土・日に事態が急変するリスクが言われた割に大きく値を戻した。

 住友金属鉱山<5713>(東1)が国際緊張による銅やニッケル高などを買い材料に今年の高値に進み、防衛産業株の石川製<6208>(東1)や細谷火工<4274>(JQS)も次第高。クシム<2345>(東2)は稼働率の月次動向や上位株主の保有動向など材料視され一段高。旅工房<6548>(東マ)やアドベンチャー<6030>(東マ)はコロナ対策で「人流より人数」とされたことなどが好感され高い。

 東証1部の出来高概算は6億1936万株、売買代金は1兆5137億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は729銘柄、値下がり銘柄数は1348銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種の値上がりにとどまり、空運、陸運、電力ガス、ゴム製品、食料品、水産農林、倉庫運輸、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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