【株式市場】日経平均は457円安、一時2万7000円を割り昨年来安値にも届く

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7131円34銭(457円03銭安)、TOPIXは1896.62イント(33.25ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億2031万株

 1月25日(火)後場の東京株式市場は、明治<2269>(東1)やニチレイ<2871>(東1)が一段ジリ高基調となり「巣ごもり消費」期待が再燃する様子になった一方、トヨタ自<7203>(東1)は下げ幅を縮めて始まったものの前場の安値を割り、値がさの半導体関連株も一段軟調になった。日経平均は14時過ぎに一時697円73銭安(2万6890円94銭)となり、取引時間中の昨年来安値(2万6954円81銭、21年8月20日)を割り、一時2万7000円も割ったが、大引けは2万7000円台を回復。大幅反落だが期待をつないだ。

 後場は、石川製<6208>(東1)や細谷火工<4274>(JQS)が一段高となり、ウクライナ情勢巡る米派兵観測を受けて思惑買いが増幅。山崎パン<2212>(東1)も一段ジリ高となり「巣ごもり消費」期待とされたが戦場カメラマンの愛用食との指摘も。

 日本ハウズイング<4781>(東2)はコロナ療養施設拡充なら追い風とされ一段高。キャンバス<4575>(東マ)は開発中の抗がん剤候補薬への期待再燃とされ出直り拡大。ゼネテック<4492>(JQS)はSAPコンサル会社の子会社化が材料視され頻繁にストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億2031万株(前引けは6億1550万株)、売買代金は3兆1570億円(同1兆5021億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は290(前引けは144)銘柄、値下がり銘柄数は1832(同1989)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種が値上がり(前引けは全業種が値下がり)し、電力ガス、食料品が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る