田中化学研究所は9%高、EV電池やEVに関するパナソニックや米GMの報道など好感

銘柄フラッシュ

■業績好調で第2四半期はリチウムイオン電池向けが75%増加

 田中化学研究所<4080>(JQS)は1月26日、続伸基調となり、9%高に迫る2092円(168円高)まで上げた後も2050円前後で推移し、出直りを強めている。リチウムイオン二次電池用などの正極材料が主要製品で、パナソニック<6752>(東1)が「2023年にも電気自動車(EV)用の新型リチウムイオン電池を量産する」(日本経済新聞1月25日付朝刊)、「米GMがEV生産増強に70億ドル投資」(ロイターニュース1月26日8:55、2時間前更新)などとEV、EV用電池に関連する大型投資の報道が相次いだため注目が再燃している。

 業績は好調で、先に発表した第2四半期決算(2021年4~9月・累計)では、リチウムイオン電池向けが前年同期比74.8%増加し、ニッケル水素電池向けは同31.9%増加。全体相場が重い展開のため、投資の基本である「業績」に立ち返って注目し直す様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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