塩野義製薬が一段高、新型コロナ経口薬(飲み薬)への期待強く出直り拡大

材料でみる株価

■オミクロン株は感染者数が多いため「国民薬」として需要急増の期待

 塩野義製薬<4507>(東1)は2月3日、取引開始後に7670円(109円高)まで上げ、一段と出直りを拡大。日経平均の反落300円安に逆行高の始まりとなっている。引き続き新型コロナ経口薬(飲み薬)の開発経過などが期待材料視され、半導体株などが上げ一服に転じた中で材料株妙味を集めている。

 1月31日に新型コロナ経口薬(飲み薬)の開発経過を発表。2月に入ると、松野官房長官や岸田首相による「優先かつ迅速に審査する」といった発言が伝えられ、期待が強まった。新型コロナ・オミクロン株は重症化率、致死率とも低いことが伝えられているが、一方で感染者数は多いため、新薬が承認された場合は「国民薬」として需要が急増するとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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