【株式市場】日経平均は292円安、後場は小動きに終始し5日ぶりに反落

◆日経平均は2万7241円31銭(292円29銭安)、TOPIXは1919.92ポイント(16.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億9279万株

 2月3日(木)後場の東京株式市場は、正午に四半期決算などを発表した日本郵船<9101>(東1)が乱高下となり、13時台に発表した日清食HD<2897>(東1)は上げたが三井物産<8031>(東1)は次第安など、12月締めの決算発表銘柄を軸に個別物色の展開になった。日経平均は299円安で始まったあと持ち直し気味に推移したが、大引けまで大きな値戻しはなく後場寄りと同水準で終了。5日ぶりの反落となった。

 後場は、11時に四半期決算などを発表した丸紅<8002>(東1)が一段と上げて17年ぶりに上場来の高値を更新。塩野義製薬<4507>(東1)は新型コロナ経口薬の実用化期待で一段ジリ高。サンユウ<5697>(東2)は業績予想の増額など好感され大引けまでストップ高買い気配。Delta-Fly Pharma<4598>(東マ)は開発中の新薬候補の臨床試験に関する発表が引き続き好感され3日連続大幅高。ウエストHD<1407>(JQS)は電力会社の合弁会社との提携が好感され大引けまでストップ高買い気配。

 3日新規上場のRecovery International(リカバリー・インターナショナル)<9214>(東マ)は、2640円(公開価格は3060円)で初値がつき、その後2841円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは2472円となった。

 東証1部の出来高概算は12億9279万株(前引けは6億5247万株)、売買代金は3兆3547億円(同1兆6479億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は625(前引けは666)銘柄、値下がり銘柄数は1469(同1386)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けも17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、パルプ紙、輸送用機器、鉱業、電力ガス、保険、食料品、建設、繊維製品、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る