テンポイノベーションは3月期末配当を2円増の11円に増配

決算 決算速報 決算情報

■未定だったが第3四半期の売上高、営業利益6%増加など踏まえる

 テンポイノベーション<3484>(東1)は2月3日の15時30分に第3四半期決算を発表し、未定としていた今期・2022年3月期末の配当を1株につき11円の予定(前年同期実績比2円の増配)とした。配当方針及び業績の動向を総合的に勘案し、直近の業績が堅調に推移していることを踏まえた。

 飲食店の店舗に特化した店舗転貸借事業を行い、第3四半期決算(2021年4~12月・累計)は、売上高が前年同期比6.2%増の84.29億円となり、営業利益は同6.1%増の6.41億円となった。新型コロナの影響が飲食業界などでとりわけ大きかった中で、コロナ禍においても旺盛な個人・小規模飲食事業者の出店需要に対応し、「小規模」「好立地」「居抜き」店舗物件の積極的な仕入れを実施し、時間短縮要請に係る協力金等について、飲食店向けの情報提供や申請支援を行った。営業力増強に向けた採用及び教育なども推進した。

 第3四半期累計期間(2021年4~12月)の新規契約件数と後継付け件数(閉店した店舗に対し新規出店者と転貸借契約を締結したもの)の転貸借契約件数の合計は295件(前年同四半期比36.6%増)となった。また、当第3四半期末の転貸借物件数は前事業年度末より合計1888件(182件の純増、約17%増)となった。

 3月通期の業績予想は据え置き、売上高は113.34億円(前期比9.6%増)、営業利益は8.14億円(同11.3%増)、当期純利益は5.95億円(同3.4%増)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る