カシオ計算機は逆行高、自社株買いと株式消却など好感される

カシオ計算機 6952

■ウクライナ緊迫化で電波時計の人気高まる期待も

 カシオ計算機<6952>(東1)は2月22日、反発基調で始まり、取引開始後は1314円(18円高)まで上げて買い先行。日経平均500円安などの全体相場下落に逆行高となっている。21日の15時に自己株式の取得(自社株買い)と普通株式の消却を発表し、広義の株主還元策として好感されている。また、同社の電波時計「Gショック」は欧米などで政情不安になると人気が高まるとの見方があり、今回のウクライナ情勢の緊迫化がどのように寄与するか注目する様子もある。

 自社株買いは、取得株式総数350万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.44%)、取得総額50億円を上限に、2022年2月22日から同年4月28日まで実施する。また、22年3月31日付(予定)で同社普通株式1000万株(消却前の発行済株式総数に対する割合3.86%)を消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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