【狙い場・買い場】エストラストの今期純益は連続最高益、PER6倍台

狙い場・買い場

エストラスト<3280>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。足元の業績が好調で水準訂正高が続くと予想されることから注目したい。

同社は、山口県及び九州の主要都市において、分譲マンション「オーヴィジョンマンション」の企画・販売を行っている。現在、住宅市場はこの40年を超える大量供給時代を終え、「造っては壊す」から「長持ちさせる」時代へと転換期を迎えている。平成24年に竣工したオーヴィジョン塩原(福岡県福岡市)とオーヴィジョン新山口ネクステージ(山口県山口市)は、これまでの環境配慮型マンションを更に進化させた「長寿命化マンション(=300年住宅プロジェクト)」として供給するなど、このような時代の流れを具現化し、付加価値の高い商品企画に取り組んでいる。

今16年2月期第1四半期業績実績は、売上高17億0100万円(前年同期比4.7倍)、営業損益2億3200万円の黒字(同2億1200万円の赤字)、経常損益1億8900万円の黒字(同2億8900万円の赤字)、最終損益1億1300万円の黒字(同1億7700万円の赤字)に着地。

通期業績予想は、売上高131億円(前期比9.7%増)、営業利益11億4000万円(同3.2%減)、経常利益9億7000万円(同1.8%増)、純利益6億円(同2.4%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当は8円(同2円減)を予定している。

株価は、2月18日につけた年初来の高値715円から7月9日に上場来の安値590円と調整を挟んで上昇。今期減配予定を織り込み出直る動きとなっている。第1四半期業績が好調で通期業績予想は達成できる見通し。今期予想PER6倍台と割安感があり、水準訂正高が続くと予想されることから、注目したい。

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