FFRIセキュリティはサイバー攻撃対策への期待などで一時8%高

■顧客層に特色あり政府が対策強化を要請と伝えられ選別買い

 FFRIセキュリティ<3692>(東マ)は2月24日、8%高の1044円(81円高)まで上げた後も1000円台で推移し、終値ベースでは2月10日以来2週間ぶりの1000円台を回復している。ウクライナ情勢を受け、金融庁や経産省が「銀行・企業にサイバー攻撃の対策強化要請」(日本経済新聞2月24日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されている。

 同社の顧客層は、「防衛産業及び関連組織向けにセキュリティ教育及び調査・研究案件や提案活動を進めた」(2月10日発表の第3四半期決算短信)とするなど、サイバーセキュリティ関連株の中で顧客層に特色がある。業績の伸びは今ひとつだが、ロシアへの経済制裁に参加する国に対するサイバー攻撃の活発化が懸念され、同社への注目も再燃する形になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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