シナネンHDが後場一段と出直る、来期への期待強まりLPG高騰報道も買い材料視

■今3月期は先行投資など基盤整備の期との位置付け

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東1)は3月4日、後場も一段ジリ高傾向となり、13時過ぎには5%高の3340円(160円高)まで上げて2日連続の大きな出直りとなっている。直接的には、ロシア・ウクライナ情勢を受けて「中東産LPG、1割超上げ、3月積み」(日本経済新聞3月2日朝刊)と伝えられたことなどが買い材料になったとみられているが、今3月期を先行投資やIT関連投資などの経営基盤整備の期と位置付けており、来期を展望して注目する動きが出ている可能性がある。

 今期は、中期経営計画の2年目となり、新規事業に係る先行投資やIT関連投資など、経営基盤整備を加速させており、当初から増収減益の見込みとしている。3月通期の連結業績予想(1月31日時点)は、売上高が2440億円(前期比12.4%増)、経常利益は前期比43.8%減の17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同44.8%減の15億円。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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