インテージヘルスケアとSpace BDは世界初のAI創薬と商用宇宙実験で協働

■創薬研究支援サービス提供に向けた共同研究を開始

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)グループのインテージヘルスケアとSpace BDは4月7日、各社がサービス提供している新薬創出のためのAI創薬プラットフォーム「Deep Quartet(ディープカルテット)」と、宇宙特有の微小重力環境を活用した「高品質タンパク質結晶構造解析サービス」を連携させた共同研究を開始すると発表。

■2022年中にタンパク質実験サンプル打上げ予定

 2022年中の実験サンプル打上げと宇宙実験を経て、地上回収の後、X線結晶構造解析とAIによる最適化計算を予定している。

 将来的には、宇宙実験により得られる緻密な構造データと、AIによる化合物デザインのアセットを活かした世界初(Space BD調べ)の創薬研究支援サービスの提供を視野に入れた取り組みとなる。

 同共同研究は創薬研究における化合物の最適化の技術開発を目的とし、AI創薬の技術によりデザインされた医薬品の新規化合物と、疾患に関連するタンパク質との相互作用を、宇宙実験で明らかにしていく。

 国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟では、宇宙特有の微小重力環境を活用して、高品質なタンパク質結晶を生成し、地上実験では得られない緻密な構造情報を取得できる。この超精密な構造情報とAI創薬の技術を用いて、薬物設計において重要とされる「弱い分子間力」をも考慮した化合物の最適化技術の開発を行う。同共同研究の成果は、創薬研究における開発コストと期間の効率化に貢献するとしている。

 【用語解説】分子間力=医薬品の分子設計において、標的タンパクに対して分子(化合物)が強い結合を持つことは必須とされるが、近年のリード化合物の最適化研究においては、CH-π相互作用など、特定の弱い分子間力が重要な役目を果たしているとされている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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