東芝続伸、第三者委員会報告で目先は材料出尽くし感、悪質判断なら上場廃止問題も

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 調査委員会の報告で東芝<6502>(東1・売買単位1000株)は13円60銭高の390円40銭で寄付き21円30銭高の398円10銭と前週末の7円50銭高に続いて値を上げている。

 不適切経理問題で第三者調査委員会が不適切経理が会社トップによる全社的規模で行われ、過去5年間で1500億円の利益減額になると報道された。「1500億円の利益下方修正はほぼ織込んでいるが、経営トップの関与という悪質性はまだ十分には織込んでいない。株主代表訴訟も予想されるし、悪質が証明されれば上場廃止問題に発展する可能性がある」(中堅証券)との見方である。大量の信用買残を抱え、戻り売りが頭を押さえそうだ。

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