【株式市場】日経平均は朝方の649円安を下値に持ち直し501円安

東京証券取引所

◆日経平均は2万6198円79銭(501円32銭安)、TOPIXは1853.36ポイント(25.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億7243万株

 4月27日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの800ドル安などが影響し、朝方は自動車株や半導体関連株をはじめ、ほぼ全業種が下げて始まった。中で、不動産、百貨店株などが早々と堅調転換し、昨日下げた資源株、海運株も徐々にプラス転換した。鉄道株も堅調。日経平均は387円安で始まったが、午前9時40分頃の649円07銭安(2万6051円04銭)を下値に持ち直し、前引けは下げ幅500円となった。

 サッポロHD<2501>(東証プライム)やアサヒグループHD<2502>(東証プライム)が値上がり率上位に並び、アサヒグループHDの製品値上げ発表と追随の期待など買い材料視。三菱重工業<7011>(東証プライム)は準大手証券による投資判断引き上げなど好感され高値に接近。トレードワークス<3997>(東証スタンダード)は日米株式の振幅拡大・乱高下が受注に追い風とされ再び上値を指向。Waqoo<4937>(東証グロース)は新プロテイン商品などに期待とされ2日連続ストップ高。

 新規上場のストレージ王<2997>(東証グロース)は午前9時26分に公開価格660円を14%上回る756円で初値をつけ、その後同29%高の854円まで上げ、前引けは753円。一方、モイ<5031>(東証グロース)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格470円を71%上回る806円の買い気配となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7243万株、売買代金は1兆4079億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は214銘柄、値下がり銘柄数は1581銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、海運、鉱業、電力ガス、石油石炭、食料品、保険、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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