新京成電鉄がストップ高、株式交換で京成電鉄の完全子会社に

■交換比率は1対0.82、8月30日で上場廃止となる予定

 新京成電鉄<9014>(東証スタンダード)は5月2日、買い気配のままストップ高の2599円(500円高)に達し、午前10時40分現在、まだ売買が成立していない。4月28日の夕方、京成電鉄<9009>(東証プライム)と連名で株式交換により2022年9月1日付で筆頭株主・京成電鉄の完全子会社になることなどを発表、株式交換比率(新京成電鉄の株式1株に対し京成電鉄の株式0.82株を割当交付)を念頭に買いが集中した。新京成電鉄の株式は22年8月30日に上場廃止となる予定。京成電鉄株も高い。

 発表によると、これまでも、京成電鉄は新京成電鉄を持分法適用関連会社とし、共同運行や利便性向上などに努めてきたが、両社がともに上場会社として独立した事業運営を行っている現状においては、経営資源の効率的な利活用や機動的な意思決定等が必ずしも十分に行われていないものと考えられる面があった。完全子会社化後は、(1)千葉県北西部における事業基盤の強化及び地域活性化、(2)経営資源の相互活用による競争力強化及び事業規模の拡大、(3)スケールメリットを活かした効率的な協働体制の実現、などをめざす。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る