日本特殊陶は後場一段高、決算好感高銘柄の中で午後も強く注目集まる

■営業益は前期59%増、今期27%増を想定、為替前提は1ドル125円

 日本特殊陶業(日本特殊陶)<5334>(東証プライム)は5月2日の後場、一段と上値を追って始まり、13時にかけて15%高の2298円(299円高)まで上げ、約3ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。前取引日の4月28日15時に発表した2022年3月期の連結決算が営業利益59%増加するなど全体に大幅増益となり、今期の予想も営業利益27%増を想定。前週末に決算を発表した銘柄の中には、朝高のあとダレる銘柄がけっこう散見さるため注目されている。

 前3月期は、売上高が最も大きい自動車関連事業が好調だったほか、同2位のセラミック関連事業が黒字転換した。連結営業利益は59.3%増加し、親会社の所有者に帰属する当期利益は56.9%増加した。今期・23年3月期の連結業績予想は、為替前提を1US$=125円、1Euro=135円として、営業利益が27.1%増の960億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は16.4%増の701億円。対ドルでの円相場は前提から早くも5円強の円安となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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