KeyHolderは22年12月期1Q減益だが通期増益予想、自己株式取得も発表

(決算速報)
 KeyHolder<4712>(東証スタンダード)は5月13日に21年12月期第1四半期連結業績を発表した。コロナ禍に伴うイベント開催規模制限(動員数制限)や先行投資などの影響で減益だった。ただし通期予想を開示して2桁増益予想とした。コロナ禍の影響が徐々に和らいで収益改善基調だろう。なお自己株式取得も発表した。株価は3月の年初来安値圏から下値を切り上げている。22年12月期増益予想や自己株式取得も好感する動きとなった。出直りを期待したい。

■22年12月期1Q減益だが通期増益予想

 22年12月期第1四半期の連結業績(IFRS)は売上収益が前年同期比13.1%増の41億91百万円、営業利益が7.5%減の6億44百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が23.6%減の7億53百万円だった。

 コロナ禍の影響がやや和らいで増収だったが、コロナ禍に伴うイベント開催規模制限(動員数制限)や先行投資などの影響で減益だった。なお乃木坂46合同会社に係る持分法投資利益は5億25百万円を計上、保有投資有価証券売却益2億11百万円を計上した。

 総合エンターテインメント事業は売上収益が2.3%減の23億27百万円でセグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が2.4%減の7億31百万円、映像制作事業は売上収益が39.2%増の12億87百万円で利益が21.2%減の60百万円、広告代理店事業は売上収益が62.3%増の4億85百万円で利益が72.6%減の16百万円、その他事業は売上収益が9.1%減の90百万円で利益が24百万円(前年同期は13百万円の赤字)だった。

 通期の連結業績予想を開示して、売上収益が21年12月期比4.7%減の160億円、営業利益が14.4%増の8億50百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が62.5%増の7億50百万円としている。配当予想は21年12月期と同額の10円(期末一括)としている。

 重点戦略として、総合エンターテインメント事業ではSKE48のグループ若返りとメディアリレーション強化、乃木坂46の10周年LIVE成功、Novelbrightの年末に向けた飛躍、新規所属タレント層の充実化など、広告代理店事業では大型広告企画案件の良好な関係継続、デジタル動画広告の展開など、映像制作事業ではドラマ制作・映画製作における企画内容や意義を見極めたうえでの対応などを推進する方針だ。コロナ禍の影響が徐々に和らいで収益改善基調だろう。

 なお自己株式取得を発表した。上限40万株・3億円で取得期間は22年5月16日~22年9月30日としている。

■株価は下値切り上げ

 株価は3月の年初来安値圏から徐々に下値を切り上げている。22年12月期増益予想や自己株式取得も好感する動きとなった。出直りを期待したい。5月16日の終値は597円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS39円61銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.7%、時価総額は約113億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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