セイコーエプソンは創立80周年の記念配当と自社株買いなど好感され急伸

■記念配当は今期(23年3月期)実施、1株につき10円

 セイコーエプソン<6724>(東証プライム)は5月20日、買い気配から2132円(180円高)で始まり、飛び出すような急伸となって年初来の高値を更新している。19日の15時に創立80周年の記念配当10円と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感買いが集中した。

 この時期に配当関連の発表が出る場合、往々にして終わった期(2022年3月期)の配当額についての発表が多い中で、同社の記念配当は今期(23年3月期)の実施とあって買いを増幅させる効果が大きいようだ。今期の配当は、1株につき中間配当を31円(前年同期比変わらず)、期末配当は記念配当10円を加えて41円(同10円の増配)の予定とした。

 自社株買いは、取得株式総数3300万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合9.53%)、取得総額300億円を上限として、2022年5月20日から23年5月19日まで実施する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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