JTOWERは12%高、ビル内や地下におけるローカル5Gの実証進展など好感

株式市場 銘柄

■今期は先行投資費用で赤字予想だが売上高は39%増を見込む

 JTOWER<4485>(東証グロース)は5月30日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前11時にかけて12%高の6350円(680円高)まで上げて再び出直りを強めている。25日付で、電波の障害物となる課題があったビル等の建物内や地下におけるローカル5Gの展開について、東大発のベンチャー・株式会社FLARE SYSTEMS(フレアシステムズ)(東京都文京区)との実証に成功と発表し、引き続き買い材料視されている。

 3月決算は5月12日に発表し、連結売上高は前期比20.4%増加。今期・23年3月期は38.5%の増加を見込む。利益予想は、タワーカーブアウトを中心とした新規成長施策を実行するための先行投資費用として、カーブアウトファイナンス組成の一時費用、5G共用無線機の開発費、ローカル5Gの実証・開発関連費用や人材体制強化のための費用等の発生を見込み、各利益とも赤字の予想としたが、株価は発表翌日に9%高(520円高の6170円)と好反応を示し、以後も底堅い推移となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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