東洋水産は戻り高値に進む、海外ファンドによる株主提案を受け思惑含みの相場続く

■業績が好調な上、製品値上げへの期待も

 東洋水産<2875>(東証プライム)は6月1日、一段と出直りを強め、午前11時にかけて5%高の5050円(235円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。業績が好調な上、製品値上げへの期待があり、5月中旬に「海外ファンドが株主提案、親子上場の弊害指摘」(ロイターニュース5月16日)と伝えられたことがあり、がぜん思惑含みの相場になっているとの見方が出ている。東洋水産の次の定時株主総会は6月23日の予定となっている。

 株主提案に関しては、「提案したのはアジアの割安な中小型株を中心に投資するヴァサンタ・マスターファンド」「東洋水産が議決権の50.9%を保有する上場子会社ユタカフーズ<2806>(東証スタンダード)を巡り、グループ内のガバナンス体制について説明責任を果たすよう要求している」などと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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