【株式市場】日経平均は115円高、2万8000円台を回復、円安恩恵株など高い

◆日経平均は2万8031円15銭(115円26銭高)、TOPIXは1953.41ポイント(14.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8690万株

 6月7日(火)前場の東京株式市場は、値がさ半導体株が米国での動向などを受けて小安く始まり軟調に推移した一方、1ドル132円台への円安などで自動車、機械、電子部品、非鉄金属株などが一斉高となり、石油開発株は原油高に地熱発電などの個別材料が出て続伸となった。大手商社株も高い。日経平均は午前9時30分頃の52円51銭安(2万7863円38銭)を下値に切り返し、11時前に136円53銭高(2万8052円42銭)まで上げ、前引けも取引時間中としては3月31日以来の2万8000円台回復となった。

 防衛関連株が軒並み高となり、三菱重工<7011>(東証プライム)や豊和工<6203>(東証プライム)、カーリットHD<4275>(東証プライム)、東京計器<7721>(東証プライム)、日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)、細谷火工<4274>(東証スタンダード)などが値幅を出し、「ノルウエーからチタン原料」と伝えられた岩谷産<8088>(東証プライム)も活況高。ランサーズ<4484>(東証グロース)はメタバース活用の人材育成サービスなど注目され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8690万株、売買代金は1兆3026億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1288銘柄、値下がり銘柄数473銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、鉱業、輸送用機器、銀行、非鉄金属、機械、繊維製品、ガラス土石、電力ガス、ゴム製品、精密機器、石油石炭、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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