【株式市場】日経平均は12円高で5日続伸、TOPIXは小反落だが石油株など高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8246円53銭(12円24銭高)、TOPIXは1969.05ポイント(0.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億8727万株

 6月9日(木)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)など自動車株の中に一段と上げる銘柄がみられ、石油関連株も全般一段高。また、JR東日本<9020>(東証プライム)や百貨店株の一角も一段高など、訪日観光客の受け入れ10日再開などに期待が強まった。前場下げていた値がさ半導体株にも持ち直す銘柄が増えた。日経平均は69円高で始まり、強含みながら14時過ぎには155円46銭高(2万8389円75銭)まで上げた。大引けにかけてはTOPIXが値を消して小安くなったが日経平均は5日続伸となった。

 後場は、サンデン<6444>(東証プライム)が上げ幅を広げカーエアコン周りの製品にも品不足・値上げの波とされて年初来の高値。BEENOS<3328>(東証プライム)は越境EC支援実績3000件突破など好感されて一段高。ミアヘルサHD<7129>(東証スタンダード)は今期大幅増益予想の3月決算や株主優ライフネット生命保険<7157>(東証グロース)は月次好調との見方で出直り拡待制度の導入など好感され朝から大引けまで気配値のままストップ高。ホープ<6195>(東証グロース)も朝から大引けまで気配値のままストップ高となり今期黒字化予想の決算など好感。ENECHANGE<4169>(東証グロース)は「脱炭素テックファンド」への三井住友信託銀の出資など材料視され前場ストップ高で値が付いた後大引けまで気配値のままストップ高。

 上場2日目のANYCOLOR(エニーカラー)<5032>(東証グロース)は午前10時8分に4810円(公開価格1530円の3.1倍)で初値をつけ、その後ストップ高の5510円(同3.6倍)まで上げ、後場は大引けまで気配値のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億8727万株(前引けは6億2079万株)、売買代金は3兆2140億円(同1兆5371億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は786(前引けは910)銘柄、値下がり銘柄数は966(同840)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、その他製品、繊維製品、医薬品、銀行、輸送用機器、情報通信、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る