【株式市場】日経平均は4日続落304円安、後場は米利上げ控え債券の一時急落もあり一段安

東京証券取引所

◆日経平均は2万6326円16銭(303円70銭安)、TOPIXは1855.93ポイント(22.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億2653万株

 6月15日(水)後場の東京株式市場は、大成建設<1801>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)が一段と軟化して始まり、鉄鋼・建設は景気敏感株とされるため景気の先行きに漠然と不透明感が言われたほか、JR各社や百貨店株も一段と軟化。値がさ半導体関連株も安い。一方、米金利上昇は追い風と銀行、保険株は堅調で、紙パ株もしっかり。日経平均は202円安で始まり、米FOMCの利上げが日本時間の16日未明に発表とあってジリ安基調を続け、14時半にかけては債券先物が一時急落と伝わったこともあり308円18銭安(2万6321円68銭)まで下落、大引けの5円ほど戻した程度で4日続落となった。

 後場は、リンナイ<5947>(東証プライム)が大手証券による都市判断など好感されて一段と強含み、インテリジェント ウェイブ<4847>(東証プライム)は高業績株への選別買いとされ前場の高値圏で推移。エヌリンクス<6578>(東証スタンダード)は「20代男性4割デート経験なし」の報道で婚活アプリ比較サイトに注目とされ一段高。リンクバル<6046>(東証グロース)は恋活・婚活アプリに注目集まり一段高。ENECHANGE<4169>(東証グロース)は節電した過程や事業所にポイント付与との政府案などが買い材料とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2653万株(前引けは5億8058万株)、売買代金は2兆7623億円(同1兆3245億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は257(前引けは482)銘柄、値下がり銘柄数は1545(同1282)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは9業種)の値上がりにとどまり、パルプ紙、銀行、証券商品先物、海運、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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