3年先がイメージできれば投資は半ば成功する=犬丸正寛の相場格言
- 2015/7/25 05:00
- 特集
■3年先がイメージできれば投資は半ば成功する
商売であれ株であれ、必ず資金を投じるというタネ蒔きが必要である。『蒔かぬ種は生えぬ』のである。タネを蒔き、草取りなどに汗を流すのは実りの秋をイメージして農作業に取り組むからである。
株の場合、今日買って今日売る超短期売買は別として中期投資では、できれば3年先、少なくとも3カ月先の相場の姿をイメージすることは大切である。もちろん、相場も気象と同じように変化するから神経質に考える必要はない。
3カ月先に政権はグラついていないか、景気・GDPはどうだろうか、企業々績はどうだろうか、外国人は買うだろうか、といった大きい流れだけは最低限イメージを持つようにしたい。とくに、3年前のアベノミクス始動時には保有さえしていれば儲かったが、アベノミクスに陰りのみられる昨今の相場ではじっくり持っていれば儲かるという状況ではなくなっている。