【株式市場】日経平均は379円高、2日続伸、寄与度の大きい銘柄の上げ目立ち節電関連株も高い

◆日経平均は2万6871円27銭(379円30銭高)、TOPIXは1887.42ポイント(20.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億957万株

 6月27日(月)後場の東京株式市場は、前場上げた値がさ半導体株に値を消す銘柄がみられ、自動車株の中にも軟調な銘柄がみられるなど、同セクター内でも値動きの分かれる相場になったが、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が証券会社の投資判断などを受けて一段と強張り、電力不足を受けて東京電力HD<9501>(東証プライム)も一段高。日経平均に寄与度の大きいソフトバンクG<9984>(東証プライム)なども一段と上げた。日経平均は一段高の334円高で始まり、14時過ぎに446円46銭高((2万6938円43銭)まで上げ、大引けも上げ幅を保ち3日続伸となった。

 後場は、ダイヤモンドエレクトリックHD<6699>(東証プライム)が一段高の連日高値となり、傘下に入った旧・田淵電機の再生順調の見方。クシム<2345>(東証スタンダード)はNFT事業に関する前週後半の発表に続き主幹事証券を東海東京証券に変更との発表など買い材料視され一段高。ENECHANGE<4169>(東証グロース)は節電ポイント事業との関連などに期待強く戻り高値。

 27日は2銘柄が新規上場となり、新規上場のサンウェルズ<9229>(東証グロース)は午前9時36分に2300円(公開価格1940円の19%高)で売買が成立し初値をつけ、後場一段と強含んで終盤に急伸しストップ高の2800円で高値引け。イーディーピー(EDP)<7794>(東証グロース)は午前11時前に8200円(公開価格5000円の64%高)で初値をつけ、高値は後場寄り後の9700円、大引けは9010円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億957万株(前引けは5億6717万株)、売買代金は2兆6990億円(同1兆3641億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1297(前引けは1154)銘柄、値下がり銘柄数は462(同591)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、機械、電力ガス、パルプ紙、電気機器、非鉄金属、化学、石油石炭、ガラス土石、保険、金属製品、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る