【株式市場】日経平均は次第安のまま243円安、米国の物価抑制優先姿勢など影響

◆日経平均は2万6561円05銭(243円55銭安)、TOPIXは1881.34ポイント(12.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億5440万株

 6月30日(木)前場の東京株式市場は、米FRB議長が物価抑制を優先する姿勢を改めて示したと伝えられ、景気鈍化への懸念から主な業種の代表格銘柄が総じて軟調となった。自動車株や海運株は円安を受けて朝方小高い銘柄がみられたが次第に軟化。東京電力HD<9501>(東証プライム)の中盤から軟化した。日経平均は51円安で始まり、次第安となって午前11時40分頃に295円52銭安(2万(6509円08銭)まで下げ、前引けも下げ幅200円台となった。

 サンリオ<8136>(東証プライム)は中国アリババグループとのライセンス契約など好感され活況高。サニーサイドアップグループ<2180>(東証プライム)は業績予想の増額修正と自社株買いが好感され一時ストップ高。スパイダープラス<4192>(東証グロース)はチェンジ<3962>(東証プライム)との連携など好感され一時ストップ高。ホーブ<1382>(東証スタンダード)は北海道での多雨が事業に追い風とされストップ高。三共生興<8018>(東証スタンダード)は自社株買いが好感され急伸。

 新規上場のAViC(エイビック)<9554>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から35分後の午前9時35分に1266円(公開価格1020円の24%高)で初値をつけた。その後1276円まで上げる場面を見せて売買され、前引けは1204円。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5440万株、売買代金は1兆2733億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は668銘柄、値下がり銘柄数は1106銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、繊維製品、陸運、建設、水産農林、医薬品、食料品、パルプ紙、サービス、小売り、電力ガス、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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