【狙い場・買い場】オーデリックは最高益更新で割安、チャートもよい

狙い場・買い場

オーデリック<6889>(JQS)は、最高益更新見通しで割安感があり注目したい。チャートもミニゴールデンクロスで悪くない。

同社は、1946年の創業以来、各種照明器具の専業メーカーとして、「あかり」を通じて暮らしの礎となる住環境をより豊かに、快適に演出することに尽力している。住宅市場向けにおいてはデザインや機能に優れたLED照明器具のラインナップ充実によってシェアアップを図るとともに、店舗・商業施設等の非住宅市場向けには、店舗用LEDダウンライト・スポットライトの品揃え強化、オフィス用LEDベースライトの新シリーズ展開、工場用の高天井用ハイパワー照明器具拡充など、幅広い分野において営業攻勢を強め、収益の拡大を図っている。

今2016年3月期第2四半期業績予想は、売上高172億円(前年同期比4.7%増)、営業利益20億0500万円(同10.5%増)、経常利益21億円(同11.2%増)、純利益12億5000万円(同4.5%増)を見込む。第2四半期末配当は50円(同10円増)を予定している。

今16年3月業績予想は、売上高370億円(前期比3.4%増)、営業利益47億円(同9.6%%増)、経常利益47億5000万円(同9.6%増)、純利益28億5000万円(同6.2%増)と2期ぶりに最高益更新を見込む。期末配当は70円(同10円増)を予定している。

株価は、6月23日に年初来の高値4320円と買われた後、7月9日安値3650円まで調整を挟んで上昇。国際認証を取得したMade in Japanの高品質LED照明器具により、アジアや中東地域など、海外での売上拡大に向けた取り組み等によって18年3月期営業利益62億円を目指すとしており、中長期的な成長が期待される。今期予想PER11倍台と割安感があるほか、配当利回り2.8%と利回り妙味もソコソコある。13週移動平均線がサポートしており、8月5日に発表が予定される今3月期第1四半期決算で業績好調が確認されれば、高値奪回から一段高に向かう公算が大きいことから、注目したい。

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