【株式市場】日経平均は後場一段と下げ457円安、3日続落、「サハリン2」など懸念

◆日経平均は2万5935円62銭(457円42銭安)、TOPIXは1845.04ポイント(25.78ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億4973万株

 7月1日(金)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けを150円近く下回る371円安で始まり、その後も断続的に下値を探った。ロシアが「サハリン2」の運営権を新設の国営会社に移すとされ、権益を持つ三井物産<8031>(東証プライム)などが一段安。新設の国営会社に移す話は朝寄り前から伝えられていたが、改めて売られる様子のため投げが再発したとの見方。日経平均は14時過ぎに551円29銭安(2万5841円75銭)まで下押し、大引けも大幅安のまま3日続落となった。2万6000円割れは今年6月20日以来となった。

 後場は、「サハリン2」を締め出されると天然ガス高につながるとされ、化石燃料再生のリファインバースグループ<7375>(東証グロース)が何度もストップ高で売買され、前場から急伸商状。アディッシュ<7093>(東証グロース)は総フォロワー数3000万人の「studio15」との事業連携など買い材料視され前場ストップ高となり後場は大引けまで買い気配のままストップ高。デジタルプラス<3691>(東証グロース)は自社株買いなど好感され終盤に本日の高値圏に復帰。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4973万株(前引けは6億973万株)、売買代金は3兆1470億円(同1兆4479億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は308(前引けは512)銘柄、値下がり銘柄数は1485(同1244銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは9業種が値上がり)した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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