シナネンHDのグループ会社は川崎市のシェアサイクル事業の本格運用を開始

■7月1日より本格運用

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東証プライム)のグループ会社で、シェアサイクル「ダイチャリ」を運営するシナネンモビリティPLUSと、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営する OpenStreet(東京都港区)は、この度、川崎市と協定を締結。両社は、神奈川県川崎市が実施する公共用地等を活用したシェアサイクル事業で運営主体となる「OpenStreetシナネンモビリティPLUSグループ」として選定され、7月1日(金)より川崎市内で事業の本格運用を開始した。

 これまでOpenStreetと川崎市は、一部エリアでOpenStreetが運営するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルサービスの実証実験を実施していたが、駅・公共施設等への移動に多く利用され、アクセス性などの効果が認められた。今回、運営主体にモビリティPLUSも加わり「OpenStreetシナネンモビリティPLUSグループ」として「川崎市シェアサイクル事業」に関して同市と協定を締結し、市内全域でシェアサイクルサービスの本格運用を開始する。

 これにより、川崎市内の移動環境が充実。既に約270か所(2022年5月末日時点)の「HELLO CYCLING」のステーションが設置されている川崎市近隣の横浜市や世田谷区、調布市との、地域を超えた広域的な利用が見込まれている。

 本格運用においてモビリティPLUSは、シェアサイクル「ダイチャリ」の運営及び、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど民間企業と連携したステーションの開拓の他、シェアサイクル事業の実施について関係事業者との調整を担う。

 また、OpenStreetは、シェアサイクル運営の全体管理、シェアサイクルプラットフォームとなる「HELLO CYCLING」のアプリケーション及びシステム、付随する機器類の提供や各種データの収集を担う。

 運用期間は、2027年3月31日までの約5年間が予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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