【株式市場】日経平均は3日ぶりに反発し60円高、米利上げ後は景気に軸足の期待

◆日経平均は2万7715円75銭(60円54銭高)、TOPIXは1945.75ポイント(2.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2521万株

 7月27日(水)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東証プライム)などのJR各社がお盆休み中の予約回復など好感されて一段ジリ高となり、値がさ半導体関連株は前場の高値圏で推移。米国の利上げが同国時間の27日に行われるため様子見姿勢はあったようだが、利上げ後は景気回復に軸足が置かれるとの予想から景気敏感株の日本製鉄<5401>(東証プライム)、トヨタ自<7203>(東証プライム)なども一段強含んだ。海運株も一段強調。日経平均は58円高で始まり、14時にかけて117円76銭高(2万7772円97銭)まで上げ、大引けも堅調で3日ぶりの反発となった。

 後場は、栄研化学<4549>(東証プライム)が第1四半期決算屋PCR検査薬増産など材料視されて一段と上げ、加賀電子<8154>(東証プライム)も業績拡大期待などで一段と強含んだ。芝浦電子<6957>(東証スタンダード)も業績拡大期待などで一段ジリ高。フロンティアインターナショナル<7050>(東証グロース)は政府が引き続き行動規制は採らない姿勢とされ安心感など言われ一段高。ポラリス・ホールディングス<3010>(東証スタンダード)フィリピンのホテル大手の買収が好感されストップ高買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2521万株(前引けは4億3521万株)、売買代金は2兆3729億円(同1兆1684億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は683(前引けは631)銘柄、値下がり銘柄数は1078(同1105)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、陸運、医薬品、精密機器、倉庫運輸、鉄鋼、ガラス土石、電気機器、空運、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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