【株式市場】日経平均は後場軟調に転じ13円安、一時円高進み物色が散漫に

◆日経平均は2万7801円64銭(13円84銭安)、TOPIXは1940.31ポイント(8.54ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億9359万株

 7月29日(金)後場の東京株式市場は、昼過ぎに一時1ドル132円台に戻る円高進行となったことなどを受け、トヨタ自<7203>(東証プライム)などの自動車株が値を消して始まり、キヤノン<7751>(東証プライム)などは軟調に転換。日経平均は前引けを80円下回る51円高で始まり、14時にかけて一時90円24銭安(2万7725円24銭)まで軟化した。中で商船三井<9104>(東証プライム)などの海運大手は一時的に下げたが切り返して前場高値を超える場面があり、JR東日本<9020>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)もジリ高、大引けは日経平均、TOPIXとも軟調で小反落となった。

 後場は、昼過ぎに四半期決算を発表した東洋水産<2875>(東証プライム)が一気に堅調転換して活況高となり、13時に発表した有機合成薬品工業<4531>(東証スタンダード)、14時に発表したミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は発表直後から急伸。TDSE<7046>(東証グロース)も昼前の発表を受けて後場活況高。GA technologies<3491>(東証グロース)はグループ会社の不動産関連電子契約システムの契約社数300社突破など好感され出直り幅を拡大。ツクルバ<2978>(東証グロース)は7月決算赤字拡大予想だが次期ン回復に期待とされ出直り拡大。

 29日新規上場となったエアークローゼット<9557>(東証グロース)は午前9時25分に910円(公開価格800円の14%高)で初値をつけ、前引けは本日のストップ高の1060円。後場は大引けまで買い気配のまま推移。

 東証プライム市場の出来高概算は12億9359万株(前引けは5億6644万株)、売買代金は3兆2525億円(同1兆4500億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は513(前引けは740)銘柄、値下がり銘柄数は1259(同1026)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がりした業種は、サービス、陸運、海運、鉱業、小売り、石油石炭、その他金融、不動産、金属製品、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る