【株式市場】中国景気に敏感な株が強く日経平均は小高くなり反発

株式市場 銘柄

◆14時30分現在の日経平均は2万358円12銭(8円02銭高)、TOPIXは1633.47ポイント(4.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億8878万株

チャート15 28日後場の東京株式市場は、中国株式の動向を懸念しながらも、中国市場で人気のコーセー<4922>(東1)が値を戻して13時前から堅調転換するなど、個々に強い銘柄が見受けられるため、日経平均も前引けの約190円安から急速に持ち直し、13時30分頃からは堅調相場に転換した。前場は一時279円48銭安(2万70円62銭)まで下げたが、この水準からは300円近い上昇となっている。

 後場は建設株が総じて堅調になり、キヤノン<7751>(東1)は業績予想の増額修正が好感されて前場から高く、ホシザキ電機<6465>(東1)は四半期決算で通期の業績予想を増額したことなどが好感されて後場一段高。明治機械<6334>(東2)も穀物関連機器がTPP(環太平洋経済連携協定)の恩恵を受けるとされて一段上値を追った。免疫生物研究所<4570>(JQG)が引き続き遺伝子組み換えカイコによる新技術などを材料に高値を更新し、レアジョブ<6096>(東マ)は引き続き三井物産<8031>(東マ)の出資を受ける提携が好感されて大幅続伸。

 14時30分現在の東証1部の出来高概算は17億8878万株(前引けは10億8210万株)、売買代金は2兆702億円(同1兆2404億円)。1部上場1892銘柄のうち、値上がり銘柄数は923(同420)銘柄、値下がり銘柄数は816(1362)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりしている業種は14業種(前引けは水産・農林、電力・ガスの2業種のみ)となり、値上がり率上位は、水産・農林、電力・ガス、その他金融、食料品、パルプ・紙、建設、などとなっている。

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