【株式市場】日経平均は398円安、後場は持ち直し気味だが米下院議長の台湾訪問巡り手控え

◆日経平均は2万7594円73銭(398円62銭安)、TOPIXは1925.49ポイント(34.62ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億6086万株

 8月2日(火)後場の東京株式市場は、前場に続き四半期好決算の住友化学<4005>(東証プライム)が一段ジリ高となり、TDK<6762>(東証プライム)は前場の高値圏で上げ幅を保って推移。米下院議長が2日夜にも台湾訪問とされ中国の「断固たる報復」が懸念される中、13時30分に四半期決算を発表した三菱ケミカルHD<4188>(東証プライム)は一段ジリ高など、好業績株の物色が強まった。日経平均は435円安で始まり、持ち直し気味に推移したが下げ幅350円から400円の水準を脱しきれず、大引けは比較的大きな反落となった。

 後場は、四半期決算の進ちょく率が良かった大塚商会<4768>(東証プライム)が東証プライムの値上がり率1位のまま一段と水準を上げて推移し、トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は猛暑再来でエアコン人気が強まるとの見方で一段ジリ高。エフアンドエム<4771>(東証スタンダード)は29日発表の大幅増益決算などへの注目強まるとされて一段高。コラントッテ<7792>(東証グロース)は業績上振れ期待など言われて急伸。

 8月2日新規上場となった日本ビジネスシステムズ<5036>(東証スタンダード)は午前9時36分に1827円(公開価格1520円の20%高)で売買が成立し初値をつけた。後場一段高となり、2076円まで上げ大引けは2043円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6086万株(前引けは5億9650万株)、売買代金は2兆8233億円(同1兆4687億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は190(前引けは143)銘柄、値下がり銘柄数は1620(同1667)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けに続き海運1業種の値上がりにとどまり、下落率の小さい業種は、空運、陸運、証券商品先物、水産農林、パルプ紙、倉庫運輸、情報通信、小売り、食料品、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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