【株式市場】日経平均は243円高となり3日続伸、半導体株など強く四半期好決算銘柄も人気

◆日経平均は2万8175円87銭(243円67銭高)、TOPIXは1947.17ポイント(16.44ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億1246万株

 8月5日(金)後場の東京株式市場は、来日したペロシ下院議長と首相の会談を受けて米「半導体法案」に基づく産業活性化などへの期待が言われ、前場に続いて東京エレク<8035>(東証プライム)が一段ジリ高など、半導体関連株が値幅を保ち、13時に四半期決算を発表した日本電波工<6779>(東証プライム)は急伸。四半期好決算銘柄への注目も強く、日清食品HD<2897>(東証プライム)は一段高。黒字転換と3期ぶり復配などの大阪チタニウムテクノ<5726>(東証プライム)は13時頃からストップ高。日経平均は223円高で始まり、13時に257円84銭高(2万8190円04銭)まで上げた後も上げ幅200円台を保ち3日続伸。終値での2万8000円台は6月9日以来、約2ヵ月ぶりとなった。

 後場は、アルミ圧延のUACJ<5741>(東証プライム)が4日発表の四半期決算など好感されて一段高。中山製鋼所<5408>(東証プライム)は午前11時にストップ高まで上げ後場は大引けまで買い気配。アエリア<3758>(東証スタンダード)はNFT事業への取組など期待とされ前場の上げ幅を保って推移し、フォースタートアップス<7089>(東証グロース)は第1四半期好調とされ朝から気配値のままストップ高。アジアクエスト<4261>(東証グロース)は業績上振れ期待など言われ一段高。

 5日新規上場となったクラシコム<7110>(東証グロース)は午前9時13分に1520円(公開価格1420円の7%高)で初値をつけ、後場寄り後に1910円まで上げて終値は1760円(同16%高)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は12億1246万株(前引けは6億838万株)、売買代金は2兆8717億円(同1兆4228億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1359(前引けは1316)銘柄、値下がり銘柄数は418(同444)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、その他製品、食料品、卸売り、証券商品先物、金属製品、精密機器、電気機器、倉庫運輸、医薬品、陸運、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■アップトレンドを迎える業界のダークホースたち  今週の当コラムは、全面業績相場のなかややディフェ…
  2. ■自分流の業績相場にダークホース?!上方修正実績のある舶用機器関連株の決算発表からマーク  「ゴー…
  3. ■4月雇用は予想を下回り、長期金利低下しNY株価は上昇  米国労働省が発表した4月雇用統計だが、景…
  4. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る