ソフトバンクグループは小高い、「モノ言う株主」による売却観測が伝えられたが自社株買いで吸収の見方

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■8月9日から発行株数の6.3%1億株規模の自社株買い開始

 ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)は8月17日、反発歩調で始まり、取引開始後は5797円(48円高)まで上げる場面を見せて堅調に推移している。朝、「米エリオット、保有するソフトバンクG株全て売却、FT報道」(日本経済新聞8月17日付朝刊)と伝えられたが、現段階では株価への影響が見られない様子。8月9日から2023年8月8日までの日程で自社株買いを行っており、買付株数は最大で発行済株式総数の6.3%に相当する1億株。売却の幾分かは自社株買いで吸収できるとの見方が出ている。米エリオットは、いわゆるアクティビスト(モノ言う株主)の大手エリオット・マネジメント。

 同紙は「エリオットは当初SBG株に25億ドル(約3300億円)投じていた。21年に大部分を売却し、このほど残りのほぼ全てを売却することを決めたという」「株価上昇が当面期待しにくいと判断したとみられる」などと伝えた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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