【株式市場】日経平均は266円高、NY高に加えトヨタが「三重苦」にもかかわらず高く先物主導

◆日経平均は2万8745円42銭(266円41銭高)、TOPIXは1987.17ポイント(10.57ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億5657万株

 8月26日(金)前場の東京株式市場は、NY市場での半導体株高、3指数の2日続伸などを受け東京エレク<8035>(東証プライム)などの値がさ半導体株が朝寄りから強く、鉄鋼、海運、機械、大手商社株などもしっかり。日経平均は160円高で始まり、トヨタ自<7203>(東証プライム)が日野自の問題や中国の計画停電に加えテレビCM出演者のスキャンダル発覚という「三重苦」にもかかわらず堅調なため、指数先物に買い安心感があるとされ、午前10時にかけて313円92銭高(2万8792円93銭)まで上げた。前引けも上げ幅200円台を保ち大幅続伸基調となった。

 OATアグリオ<4979>(東証プライム)が4日続伸基調でプライム銘柄の値上がり率1位となり、第2四半期決算を踏まえた業績上振れ期待や東日本・北海道の長雨など材料視。ポンプのイワキ<6237>(東証プライム)は上海、香港の出資先連結化など注目され急伸。Link-U<4446>(東証プライム)は韓国のWeb小説事業会社との新会社など好感されて活況高。ネポン<7985>(東証スタンダード)はフジタコーポの農業進出など思惑材料視され2日連続ストップ高。ステムリム<4599>(東証グロース)はペプチド医薬に関する進展の推測など言われ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億5657万株、売買代金は1兆1017億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1135銘柄、値下がり銘柄数は588銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、繊維製品、機械、卸売り、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、電気機器、化学、精密機器、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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