【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】相場は調整入りを確認、外国人投資家のポジション調整

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

日経平均は12月8日のザラ場高値1万8030円から、上海綜合指数の5%超の急落を契機に調整局面に移行。10月17日のザラ場安値1万4529円を起点に、立会日数34日で3501円上昇(1日当たり102円97銭の上げ)しただけにスピード調整と捉えたい。

昨年4月2日のザラ場安値1万1805円を起点に、日銀による異次元緩和というサプライズを背景に、立会日数で34日後の5月23日のザラ場高値1万5942円まで4137円上昇(1日当たり121円67銭)したケースにやや似ている。

今回も追加緩和という意表を突くサプライズを織り込んでの上昇で、外人投資家のポジション調整の間は、やや乱高下するかもしれない。

12月14日の総選挙の結果と17日のFRBイエレン議長の記者会見(FOMC終了後)でネガティブなものが無ければ、米国株、為替市場、日本株市場の順に、次第に上昇トレンドを取り戻していくものと見ている。(証券ジャーナリスト)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る