【株式市場】日経平均は128円高、3日続伸、後場は個別物色だが材料株など強い

◆日経平均は2万7120円53銭(128円32銭高)、TOPIXは1912.92ポイント(6.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億8570万株

 10月5日(水)後場の東京株式市場は、同業種でも高安が分かれる個別物色の展開となり、前引けにかけて軟化したソニーG<6758>(東証プライム)は臭香気分析システムなど材料視されて再び堅調になり、三陽商会<8011>(東証プライム)は秋冬物への期待などで一段高。HOYA<7741>(東証プライム)は円安効果への期待などで一段ジリ高。東邦チタニウム<5727>(東証プライム)など非鉄株の一角も一段ジリ高。日経平均は69円高で始まり、14時頃までほとんど横ばい小動きを続け、大引けは一段強含んで3日続伸となった。

 後場は、「スシロー」などのフード&ライフ・カンパニー<3563>(東証プライム)が10月決算への期待再燃など言われて一段と出直り幅を広げ、シルバーライフ<9262>(東証プライム)は10月締めの第1四半期決算への期待などで出直り拡大。アオイ電子<6832>(東証スタンダード)は東工大などと共同でチップレット集積技術を開発との13時発表が好感されて急伸。M&A総合研究所<9552>(東証グロース)は一段と上げて5日続伸し水戸証券による投資判断など連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は11億8570万株(前引けは6億681万株)、売買代金は2兆8269億円(同1兆4320億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は898(前引けは1068)銘柄、値下がり銘柄数は849(同687)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、繊維製品、非鉄金属、保険、機械、化学、鉱業、電機機器、鉄鋼、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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