ラクオリア創薬が後場一段高、第3四半期決算の利益が通期予想を上回る

■足元の業績動向と新薬実現への期待など強まる

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は11月14日、後場も一段高の相場となり、13時過ぎには11%高の1235円(125円高)まで上げて再び上値を指向している。11日の15時30分に発表した第3四半期連結決算(2022年1~9月・累計)の営業利益が前年同期の4.7倍の5.01億円となり、2月に開示した今12月期の予想(前回予想)の4.20億円を上回ったことなどが注目されている。今12月期の予想は据え置き、10月に発表した米国での胃食道逆流症治療薬『tegoprazan』の第3相臨床試験開始などの諸費用を想定しているとみられるが、足元の業績動向と新薬実現への期待は大きいようだ。

 第3四半期累計の連結四半期純利益は同2.7倍の4.67億円で、据え置いた今12月期の予想の3.42億円を上回った。米国で開始した胃食道逆流症治療薬『tegoprazan』の第3相臨床試験は、同社が創出したカリウムイオン競合型アシッドブロッカーと呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌抑制剤で、韓国企業にサブライセンス権付独占的ライセンスを導出し、韓国では2019年から発売され、中国では22年4月から発売されているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る