日本金属は後場寄り一段高、独自製品の採用拡大し生産倍増との発表に注目集まる

■下値もみ合い相場から大きく出直る

 日本金属<5491>(東証プライム)は11月30日の後場、一段と上げて13%高の1060円(113円高)で始まり、下値もみ合い相場から大きく出直っている。同日付で、「独自の意匠を展開したグレーチング部材Iバー『リプルス』が食品工場や精密機器製造工場に採用」と発表し、注目が集まっている。今回の採用により生産量が倍増しているとした。

 発表によると、同製品は、冷間異形圧延によるランダムな模様付けを施した、意匠性を有する冷間異形鋼という同社の独自製品を用い、建設資材の総合メーカー(株)ダイクレ(広島県呉市)との共創により開発。強度・軽量化のニーズに加え、ステンレスの清潔感・耐久性・メンテナンス性及び高い耐すべり性が、多くのお客様に評価され、採用に至った。日本金属では、第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」で、独自技術による将来を見据えた製品開発を進め、新たなニーズに対応する新技術・新製品を主力に事業構造の変革を目指している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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