【株式市場】日経平均は546円安、1ドル135円台への円高など受け大幅に値を消す

◆日経平均は2万7679円84銭(546円24銭安)、TOPIXは1945.96ポイント(40.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し7億204万株

 12月2日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ反落、1ドル135円台への円高などを受け、自動車株や機械、電気精密株などが軟調に始まり、大手商社、海運株なども軟調となった。一方、中国でのゼロコロナ封鎖の一部緩和などを受け資生堂<4911>(東証プライム)が上げ、円高メリットのニトリHD<9843>(東証プライム)もしっかり。レーザーテック<6920>(東証プライム)は2件の新製品発表などで堅調。日経平均は242円安で始まり、午前11時に563円96銭安(2万7662円12銭)まで下押し、前引けも大幅反落模様となった。

 サッカーW杯で日本代表がスぺインに勝ち1次リーグを突破したことを受け、スポーツバーのハブ<3030>(東証プライム)が一時ストップ高となりアベマTVのサイバーエージェント<4751>(東証プライム)も活況高。エンビプロ・ホールディングス<5698>(東証プライム)は三菱マテリアル<5711>(東証プライム)とのリチウムイオン電池リサイクルに関する技術開発に着手が好感され急伸。住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は元お笑い芸人の投資家井村俊哉氏の大量保有報告書が伝えられストップ高買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し7億204万株、売買代金は1兆6415億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は90銘柄、値下がり銘柄数は1730銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、食料品、パルプ紙、電力ガス、倉庫運輸、証券商品先物、銀行、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る